COLERE JOURNAL(コレレジャーナル)

弁護士藤森純が運営するブログです。文化と法律の関わり方について考えていきたいです。

2015-01-01から1年間の記事一覧

「Tokyo Experimental Performance Archive」

【この記事のポイント】 (1)パフォーマンスをインターネット上にアーカイブする「Tokyo Experimental Performance Archive」という取り組み。 (2)次回2015年12月26日(土)は、サンガツと梅田哲也さんが登場。 「Tokyo Experimental Performance Archi…

【警察庁】特定遊興飲食店営業のセルフチェック|風営法改正

警察庁のサイトで「特定遊興飲食店営業のセルフチェック」が公開 11月13日に公表された「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の解釈運用基準」の解釈に基づいて、「特定遊興飲食店営業に該当するか否か」を判断することができる「特定遊興飲食…

【お知らせ】『現代美術キュレーター・ハンドブック』難波祐子

難波祐子さん著の『現代美術キュレーター・ハンドブック』(青弓社)に掲載されている契約書の雛型の作成およびコメントを担当いたしました。キュレーターには、どのような役割があり、どのように展覧会を作り上げていくのかなどについて、詳しくかつわかり…

11/13 改正風営法に関する下位法令等が公布されました。

【この記事のポイント】 (1)2015年11月13日に改正風営法の下位法令となる政令、内閣府令、国家公安委員会規則、告示が公布された。施行は2016年6月23日(一部については同年3月23日)。 (2)これに伴い、風営法の解釈運用基準も改正され、都道府県警察…

11/5 ダンス文化推進議員連盟開催

【この記事のポイント】 (1)2015年11月5日(木)にダンス文化推進議員連盟の総会が開催され、警察庁が作成した政令案等の下位法令等について報告が行われた。 (2)今後は各地の都道府県条例などの整備に話が移るが、これらがどうなるかが重要。 11/5 ダ…

【お知らせ】「Attorney's MAGAZINE Vol.48」のインタビュー記事

「Attorney's MAGAZINE Vol.48」 私が所属しているArts and Lawのインタビュー記事が11月1日発行の「Attorney's MAGAZINE Vol.48」に掲載されております。 legal-agent.jp メンバーの水野、山内、作田と共にインタビューに答えておりますので、宜しければご…

【お知らせ】11/13「著作権講座 vol.1 by iichi」開催

著作権講座 vol.1 by iichi 来たる11月13日(金)に、ハンドメイド・クラフト、手仕事品の通販プラットホームである「iichi」主催の下記講座に登壇します。 makers-base.com

【警視庁】特定遊興飲食店営業の営業所設置許容地域の具体案が提示されました。|改正風営法

【この記事のポイント】 (1)警視庁が改正風営法の施行条例の案について意見募集を開始。 (2)東京都における特定遊興飲食店営業の営業所設置許容地域の案が提示された。 (3)営業所設置許容地域が原則として商業地域に限定されており、特定遊興飲食店…

【警察庁パブコメ】「特定遊興飲食店営業」の定義はどうなるの?|改正風営法

【この記事のポイント】 (1)特定遊興飲食店営業は、「深夜+遊興+飲酒」の全てを満たす営業。 (2)「遊興」とは、営業者側の積極的な行為によって客に遊び興じさせること。 (3)「営利性」がないものは特定遊興飲食店営業にあたらない。 (4)…

【警察庁パブコメ】特定遊興飲食店営業の照度の測定方法や面積の基準はどうなるの?|改正風営法

【この記事のポイント】 (1)営業所の照度は10ルクスを超えている必要がある。 (2)飲食用客席で客に遊興させる場合、飲食用客席で照度を計測するが、営業時間の半分未満なら10ルクスを下回ってもOK(低照度飲食店営業とは扱わない)。 (3)飲食用客席…

【警察庁パブコメ】特定遊興飲食店営業の営業時間の制限や騒音・振動の基準はどうなるの?|改正風営法

【この記事のポイント】 (1)特定遊興飲食店営業は、原則24時間営業可。ただし、午前5時から午前10時までの時間については、営業をしてはならない時間を条例で定めることが可能。(2)特定遊興飲食店営業の「騒音」、「振動」の規制に関する条例の基準は…

【警察庁パブコメ】特定遊興飲食店営業の立地規制はどうなるの?|改正風営法

【この記事のポイント】 (1)警察庁のパブコメで示された政令案は、特定遊興飲食店営業の営業所設置許容地域を、これまでの警察庁の見解よりも、だいぶ広げている。 (2)特定遊興飲食店営業についての保全対象施設に関して、「特にその周辺の深夜におけ…

【速報版】警察庁による改正風営法に関するパブリックコメント開始

【この記事のポイント】 (1)警察庁による改正風営法に関するパブリックコメントが開始。(2)期間は、2015年9月18日から同年10月17日までの一ヶ月間。 パブリックコメント開始 警察庁は、改正風営法に基づいて、政令、内閣府令、国家公安委員会規則など…

2015年8月5日の規制改革会議地域活性化ワーキング・グループ

【この記事のポイント】 (1)2015年8月5日に内閣府の規制改革会議の地域活性化ワーキング・グループが開催。(2)ACPC、芸団協、音制連などの音楽関係者の団体から、特定遊興遊興飲食店の問題点について指摘。(3)「特定遊興飲食店営業」について風営法…

【お知らせ】執筆、監修で参加した書籍が発売されました。

私が執筆、監修で参加させていただいた書籍が発売されましたので、ご紹介です。 『デジタル証拠の法律実務Q&A』 日本加除式出版から『デジタル証拠の法律実務Q&A』が出版されました。 私も執筆陣の末席に加えていただいております。 類書がなかなか見当…

2016年6月の改正風営法施行までの流れ

《注》本記事についてはアップデート版があります。こちらをご覧ください(2016年3月5日追記)。 【この記事のポイント】 (1)2015年6月17日に改正風営法が成立し、同月24日に公布された。 (2)改正風営法が実際に施行されるのは、2016年6月の予定。 (…

特定遊興飲食店営業の立地要件(地域規制)に関して

【この記事のポイント】 (1)平成27年5月27日の衆議院内閣委員会で風営法改正案が可決された。今後、衆議院本会議で通過し、参議院でも可決されれば、本年6月中にも、風営法改正が実現する見込み。 (2)衆議院内閣委員会において、秋元司議員、寺田学議…

特定遊興飲食店営業の検討課題は?

【この記事のポイント】 (1)特定遊興飲食店についての検討課題はたくさんある。 (2)検討課題について、警察サイドを始め、多くの関係者と対話をしていくことが大切。 (3)警察サイドも、事業者やユーザーの意見を聞きたがっている。 特定遊興飲食店…

クラブの営業地域の制限って何?(3)

【この記事のポイント】 (1)保護対象施設からの距離制限は、保護対象施設の周辺の静穏、清浄な環境を保護することを主目的とする。 (2)保護対象施設との距離を計測する際には、高さについては考慮されず、水平面の距離で測ることになる。

クラブの営業地域の制限って何?(2)

【この記事のポイント】 (1)風営法のもとでは、住居集合地域でのクラブの営業は制限されている。 (2)住居集合地域以外の地域でも、保護対象施設の近くでは、クラブを営業することはできない。

クラブの営業地域の制限って何?(1)

【この記事のポイント】 (1)クラブの立地規制を定めているのは、風営法だけではない。 (2)日本では都市計画法、建築基準法などの各種法令によって、どのような地域に、どのような建物を建てられるかが定められている。 (3)建築基準法によれば、3号…

新風営法ではクラブの客室1室の床面積の要件はどうなるの?

【この記事のポイント】 (1)現行風営法のもとでは、3号営業を営むには、客室1室の床面積が66㎡以上あることが必要。 (2)面積要件は、客室1室ごとにクリアする必要がある。 (3)国家公安委員会、警察庁サイドからは、新風営法のもとでは、特定遊興飲…

風営法の改正案でクラブ営業の位置づけはどうなるの?

【この記事のポイント】 (1)風営法の改正により、ナイトクラブ営業(3号営業)やダンスホールの営業(4号営業)は「風俗営業」ではなくなる。 (2)客に飲食をさせる営業で、客席の照度が10ルクス以下のものは、現行法と同様、低照度飲食店営業(5号営業…

何で今、風営法の改正が問題になっているの?いつ改正されるの?

【この記事のポイント】 (1)現行の風営法では、クラブを営業するには都道府県の公安委員会の許可が必要。 (2)許可を受けたとしても、深夜にクラブを営業することはできない。 (3)現行の風営法の規制が厳しすぎるとして、風営法の改正が検討されてい…